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【社会部】風俗業界で働く前に カラダのリスク

 

 

「風俗」と一口に言っても「そんなもの食べるの?」なハードな業態から、「一緒にお昼寝」くらいまでのソフトな業態まで様々ですが、実は大丈夫と思っていてもリスクはあるものです。なぜコンビニでレジ打ちのアルバイトの時給の何倍も高給なのか、それは多大なリスクを引き受けるからではないでしょうか。

 

STD性感染症のリスクとその後

いわゆる本番のないお店で働く女性は「口だけだから」「触られるだけだから」と安心している人も多いです。しかし、病原菌やウイルスの中には空気感染したり、口の粘膜を通じて感染したりするものもあります。またSTDの多くは、重症化せずに治るイメージがありますが、何週間も体調が悪く、場合によっては入院するというのは大変なことです。仕事を隠していた場合、家族や彼氏(夫)に病名を知れば風俗で働いていることがバレてしまいます。
そして何よりもそうした病気は個別的には治るとしても、カラダにダメージを与えたり、免疫の問題や子宮けいがんを引き起こす因子になったり、不妊の原因にもします。

厚生労働省のホームページに載っている代表的な性感染症の引用をわかりやすく書き直したものを付記しておきます。これはいわゆる「B」行為で感染するものです。男性も感染しますよ。

(1) 淋病
原因:淋菌という菌の病気。
潜伏期間:2日から1週間
症状と治療:最初は自覚症状がない人もいる。腹膜炎やさらに肝臓の周囲にまで炎症が広がることもある。激痛をともない入院することも。

(2) クラミジア感染症
クラミジアという菌の病気。
潜伏期間:1~3週間。
症状と治療:8割程度がが初期症状では気付かない。腹膜炎で痛みを伴い気づくケースが多い。腹膜炎の場合、長期の治療が必要。卵管などに影響すると不妊になる。

(3) ヘルペス感染症
原因:ヘルペスウイルスの病気。
潜伏期間:2日~5日 
症状と治療:性器に水疱・潰瘍・痛み。抗ウイルス薬の投与。

(4) 梅毒
原因:梅毒トレポネーマ菌による病気。
潜伏期間:3週間
性器にに痛みのないしこりのようなモノができる。次第に崩れ、痛みのない潰瘍(組織が崩れること)となる。その後、全身感染とさらに全身に発疹などが出てきます。著しく進むと、顔や体が崩壊します。

※転載はしませんが、こうした病気の患者さんの写真はインターネット上で見ることができます。


HIVや肝炎


HIVや肝炎は血液や精液による感染が主で、上記のSTDよりは感染の可能性が低く、いわゆる「B」では感染しないとされています。しかし、口内炎ができていたり、口の中を切っていたり、虫歯の治療などをしていた場合は血液や精液を通して感染するHIVや肝炎などの感染リスクもあります。ましていわゆる本番をしていればいつどこで男性の体液が女性の体内に入るか分かりません。

風邪やインフルエンザ、幅広い病気も
性感染症だけではありません。インフルエンザや風邪、幅広い意味での雑菌などもあります。同じ教室や職場にいるだけでは感染率は低いでしょうが、キスや性的な行為で密着したり体液に触れれば感染する可能性は格段に高くなります。

 

妊娠のリスク


いわゆる本番を行えば妊娠のリスクがあります。最近は避妊をしないサービスで上乗せ料金を取る女性も多いようです。ピルを飲むのが一番確実とはいえ、うっかり1日飲み忘れてしまうと効果がなくなることもあります。月経周期から「危険日」や「安全日」を割り出しているという女性もいますが、ホルモンバランスやストレスで変化するものなので過信は禁物です。コンドームを装着していても漏れたり破けたりすることはありますし、タチの悪い客は穴を開けていることもあるそうです。